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音度

「音程」の数え方がわかったところで、今度は「音度」の話をしたいと思います。聞きなれない言葉かと思いますが、簡単に言うと音度とは「その調の何番目の音か」を示すものです。1番目ならI度、2番目ならII度のように、音程も音度も「度数」で表現するのですが、これが混乱の一因となっています。

音程はアラビア数字、音度はローマ数字で表記することで、読み書きの際は区別がつきます。ところが会話の中で「◯度」と出たときには、その度数が音程を指しているのか音度を指しているのか、前後関係から推察しなければなりません。ちなみに音度は英語ではディグリー(英:degree)といいます。

ローマ数字で表す「音度」は、小文字か大文字かで意味が変わります。[i、ii、iii、iv、v、vi、vii]と書いた場合は単音の音度を、[I、II、III、IV、V、VI、VII]と書いた場合は和音の音度を指します。例えば、IVの構成音は「iv、vi、i」ということができます。

音度の具体的な音を導き出すには、まず調が決まっている必要があります。ハ長調(=Cdur)とした場合、IVは[F、A、C]つまりFmajorのコードです。構成音はハ長調の[iv、vi、i]になっていますね。もうひとつ、ホ長調(=Edur)のIIIのコードが何かを考えてみましょう。

これを解くには、2つの知識を組み合わせて考えます。1つはIIIの構成音が[iii、v、vii]だということ。もう1つはホ長調の音階がE、F#、G#、A、B、C#、D#だということです。これらがわかっていれば、答えは[G#、B、D#]を構成音に持つ「G#m」だとすぐに辿りつけます。

2017/12/31:  楽典
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